4月 09
レース専用に2台目のアドレス110(UG110W)を手に入れたので、エンジンチューンをします。
オートボーイ製124cc(55mm)ボアアップ用ピストンキットです。このピストンをベースに、純正シリンダーをボーリングします。
「ART製ピストン」で元の作りは良いですが、上面を削ってあります。でも裏面のリブ強そうなので大丈夫でしょう。
\15,225-(税込)
クリアランス:5/100でボーリング
ヤフオクで入手のUG110SY前期エンジンをベースにチューニングします。「実働9,000Km」とのことでした。
オートボーイ124ccピストンに合わせてボーリングしたノーマルシリンダを、モトクェストにてポート研磨してもらいます。
レース専用なので、117ccの時に比べて大きめです。(2008年現在見ると小さくみえますが。。後日談)
52.5mm→54mmに拡大したボアに合わせて、加工したヘッドです。
オートボーイのピストンキットは、上部がノーマルヘッド使用できるように加工済みなので、必須ではありません。加工費を考えると不要と思います。
シリンダーヘッドのナットを締めて完成です。
ヘッド締め付けトルク:2.4kgf・mとしました。
インプレ:
投入後1年以上レースで使いました。WJスタンダードチャンバーとの相性もよく、焼き付き、抱きつきまったくなし。肝心のパワー特性ですが、ポート加工によるものと考えられます。排気量の増分は特に感じられず、ノーマルに+α程度です。排気量が増えたパワーを体感したければ、キタコ133ccをベースにポート加工したものをお勧めします。
※キタコ133ccポン付けは、回らなくてつまらないのでお勧めしません。個人的はポート加工必須と考えます。